和歌山の華やかな梅が香る「和製スピリッツ」
和歌山県産の南高梅を使用した梅酒原酒(アルコール度数20度)を、さらに「蒸留」という工程を加えることで、
凝縮した梅の華やかな香りと、アルコール分だけを取り出したスピリッツです。
■香雪-KAYUKI-の由来〜
まだ肌寒い2月は、梅の開花の時期。
梅林がある和歌山県みなべ町では、一足早い春の訪れを告げる光景として、梅の花は愛されてきました。
それを表す禅語の「梅花和雪香(ばいかゆきにわしてかんばし)」には「去りゆく冬と訪れる春の喜び」という意味が込められており、梅を「香雪(こうせつ)」と別称で呼ぶそうです。
商品特徴でもある梅の香りから、雪の積もった枝に蕾を付け、雪に負けじと春の香りを漂わせながら力強く開花していく梅の花をイメージし、「香雪-KAYUKI-」と名付けました。
■素材と香り、技術へのこだわり〜
原料となる梅酒の梅はすべて和歌山産南高梅。
梅の時期に製造担当全員で梅の実を処理しますが、漬込みも一粒一粒に想いを込めて丁寧に作業することが第一。
梅の時期には、工場全体梅の香りが漂うくらい梅の実が入荷されます。
スピリッツへの蒸留作業では、梅酒のエキス分を取り除き、梅の香味を凝縮させるために、乙類焼酎用の減圧蒸留器を使用。この工程は焼酎を作るための工程ですが、弊社では梅酒にその工程を加えました。減圧蒸留法することによって雑味成分の少ないソフトな味わいのスピリッツができます。
■富士白蒸留所〜
「富士白」とは中野BCの始まりとなった焼酎(蒸留酒)のことであり、その名を借り、自分たちの起点に戻る気持ちで『富士白蒸留所』というブランドを立ち上げました。
純度の高い焼酎はより高い蒸留塔が生み出します。創業者・中野利生は「工夫に勝るものはなし」と品質向上を常に信条とし、大工見習いをしていた経験から自ら蒸留塔を設計しました。当時、最高基準の2倍もの高さを誇る塔となりましたが、特別に認可を取得しました。
その信条を受け継ぐモノ造りを続けていたからこそ「富士白蒸留所」は生まれました。
■原材料/梅酒(国内製造)